この世に生を受けなかった水子や命短くこの世を終えた幼子のご供養、また今元気に成長している子供たちの子育て祈願の為の地蔵盆が7月7日熊本本院にて行われました。

開催日が七夕に近いため、毎年七夕の笹の葉に短冊を飾って祈願するのがならわしになっていますが、今年は、7月7日の七夕の日と重なり、たくさんの短冊がいっそう地蔵盆に花を添えました。

 

朝から、雨が降ったり止んだりの天候で、雨が止むと一気に真夏のような暑さが照り付ける中、地蔵盆らしく、お子様連れの親子が多くご参拝下さり、厳粛な中にもあたたかい雰囲気に包まれたご供養・祈願祭でした。

 

下管長からは儀式の最後に、「本日はお経をあげていると、今までにないほどのたくさんの水子の霊が集まってきました。

最初はお経を聞けないほど悲しんでいましたが、最後はたくさんのお経とご供物を頂き喜んでいました。

近頃はいじめや虐待の被害にあい、犠牲になっている子供たちが沢山います。

この子供たちを救うためにも、自分の子どもだけでなく、悲しがっている有縁無縁の水子、幼子をご供養し救ってあげてください。

そしてそのご供養が健やかな子どもの成長につながって行くことを忘れないでください

とお言葉がありました。

 

又、本堂の外の敷地内では、沢山の屋台が立ち並び、昔ながらの縁日の風景に来られた方々も暑さを忘れ楽しまれていました。