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2006.11.28「地鎮祭の儀」ご紹介
下管長の東京での活動拡大に伴い、都内某所に新たな拠点を設けることになりました。11月28日には六水院主要教師たちによって「地鎮祭の儀」も執り行われました。地鎮祭というと神式のイメージが強く、仏式は少々珍しいかもしれません。そこで今回行われた地鎮祭の様子をご紹介いたします。
Photo © SABURO YONEYAMA

Photo © SABURO YONEYAMA
  まずは全景です。建設予定地はしめ縄と笹でぐるりと囲われ、その四隅と中央(テント内)の計五箇所には御幣が立てられています。御幣の色は方位によって定まっており、青、黄、赤、白、黒が用られます。また御幣の下の土は掘り返され、小さな穴が開いています。
一方、テント内には祭壇が設けられ、中央には六字明王様の御像が、その周囲にはお供物がたっぷりと供えられています。さらに祭壇の正面には釜焚きの用意がされ、その右側には盛り土がされています。ちなみに儀式を執り行う教師は約20名(下管長は施主のため儀式自体は行いません)。なかなかに大がかりで念の入ったものとおわかりでしょう。
儀式はほら貝の音から始まりました。教師たちはまず護身法(災いから身を守り、かつ身を清める術)を行い、次いで山伏姿の教師が塩祓い(土地の四隅それぞれで真言を唱えながら塩を三回撒く)によって土地に憑いた邪悪なものを清めていきます。同様に水祓い、榊祓いと続きます。そして京都支部長・平田教師による表白文奏上の後、施主である下管長と夫の下師は祭壇に拝礼し、盛り土のほうへ。教師から釜を受け取り、「えい、えい、えい」と力強い掛け声とともに盛り土に鎌入れをされました。続いて施工者が鍬入れ、教師が鋤き入れを。これらの所作は、土地に手を入れる許しを神様に請うと同時に、工事の無事や施主の家内安全を願う意味があります。  

Photo © SABURO YONEYAMA
Photo © SABURO YONEYAMA

Photo © SABURO YONEYAMA
  鎌入れ、鍬入れ、鋤入れが終わると、教師一同による読経と釜焚きです。屋外にも関わらず釜は盛大に鳴り響き、たまたま前を通りかかったご近所の方も何事かと足を止めていました。釜焚きの後は、さらに土地を清めるために御幣の下の穴に御幣と同色の色紙と塩を埋めていきます。最後に施工者と下管長からの挨拶があり、地鎮祭は無事に終了しました。

ところが、儀式はこれだけではありませんでした。幹部教師のひとりである聖祥教師が分厚い経典をバラバラと広げながら土地を練り歩き始めたのです。これは転読といって、「大般若経」という600巻もある大変に尊いお経を読む方法であり、転読によって悪しきものはすべて滅され、さまざまな功徳を得られるとされます。屋祓いでもよく行われる作法です。さらに聖祥教師が歩いた後をたどるようにして教師数名がお酒を大量に、それこそ匂いだけで酔ってしまいそうなほど撒き、ようやくすべての儀式が終わりました。

一般的な地鎮祭と比べて手間は倍以上かかっているでしょうが、儀式の前と後では明らかに土地の雰囲気が異なり、非常にすがすがしい空気で満ちていました。下管長も「著書『浄霊家相』などで土地を清める重要性を説いていますが、それは自らが実践して、その影響力を知っているからなのです。目に見えないところにこそ手をかけることが大切です」と話されていました。

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